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日々時々 一瞬刹那  月日もまた旅人なれば。
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ヒマワリ、なんて言えれば良かったけれど
俺が唱えるには、やっぱりこっち

 
今日は
科目履修でいってる大学のサイバーライブラリというのにいってみました。
なんか時間帯はそこまで関係するのかわかりませんが
静かな素敵空間でしたよ。

あと部活に出て久々に
あめんぼダッシュしたり、殺陣やったり。
あれですね、とりあえず覚えてない(笑)ってのが。
多分運動能力おちてそうってのもありながら
お互いに間違いそうでぶち当てそうで怖いってのがあり
こっちはかなりスピード落ちてました。
確認したとこはそこそこ戻り。

拍手お礼。
7月7日、9日に拍手をくださった方、ありがとうございました。
よろしければ駄文でも。




「珍しいなぁ、ジル。
 よっぽど腹でも減ったか?」


そう言って、がたいのいい男はぐいと
サンドイッチの皿をひとつ、差し出した。
乗っているのは作り手に似た、大柄なサンドイッチだ。


「そんなわけないでしょう。
 いつも思いますけど・・・・大きすぎません?
 賄いに見た目はあまり必要ないでしょ」

受け取りながら、黒髪の青年が淡々と口にする。

「まぁまぁ、どーせてめぇ朝も食ってねぇんだろ?」

癖の強い黒髪頭を掴み、わしわしとなでくりまわすものだから
さすがのジルの無表情も崩れ気味だ。

「だーからそんなひょろひょろしてんだ。男ならそのくらい軽くいっとけ

 ん?」

ここまで来て、ようやく彼はジルの後ろに立つ少年に気付いたようだった。


「おう、さっきの坊主じゃねえか」
「あ・・・どうも」

その機を逃さぬようにと、ジルがすかさず言う。

「ワズさん、この子、今日の午後ここで預かってもらってもいいですか?」
「あぁ、そりゃ全くかまわねぇけどよ」

「けど、なにか」

この人のけどのあとには決まって何かある、とでもいうように
ジルは過剰にいぶかしんで眉根を寄せる。

「まだなにかあんのはそっちだろ。
 お前がそんなこといいにだけ来るわけがねぇ」

あぁそういうことですか、とため息を一つ落として青年は
傍らの申し訳なさそうな視線の送り主を一瞥して言った。


「この子、使うのは中だけにしてくださいね」


「なんだ、用心してんのな」

あからさまに舌打ちでもしたそうに悪人面の男が言う。
ホールの方が使えそうなのにといわないまでも顔がしっかりと語っている。
ジルは気付いていながらしれっと知らんふりだ。

「そういうわけではないんですが、エルナトから預けられた子なんで」
「ワケアリってか」
「ま、そんなとこです」


「わぁったよ」

少しの間静けさに存在感を増した厨房の喧騒を裂いて男が頷く。
そうしてにやりと口角を上げ、ふっかける。




「そんかし歌姫に、一つリクエストだ。聞いてくれるよな?」


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誕生日:
1987/07/14
職業:
技術部研究生
趣味:
時間の無駄遣い、演劇、睡眠
自己紹介:
基本的には面倒くさがり。
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