日々時々 一瞬刹那 月日もまた旅人なれば。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「だって、なぁ?」
高い塀に登り、はるか遠くに人を探していた少年は
当然のことと下の方に言葉を投げた。
「ね」
塀と崩れた塀のちょうど真ん中、はるか空を見上げていた少年は
当然のことと言葉を受けて投げ上げる。
「もしももう一度やったって」
「うん、もしもう一度戻れたとしても」
「「 きっと同じことするよ 」」
そう、
濃茶の髪を日に透かした少年と
銀糸の髪を影と重ねた少年は
同じ空色の透瞳を細めて、声を重ねた。
PR
この記事にコメントする