連れて行ってくれないか

　　　大切なもの

　　　守らなくちゃいけないほどの？

　　　あったっけかと思い、浮かべて、納得する

　　　優先順位は考えるうちに入らない

　　　何番目を考える一コマ後

　　　いらない　か　必要ない　か

　　　両極端の上の方


　　　見上げる自身は遥か下

　　　光届かぬ水底から　浮かび上がる泡を追い

　　　見上げたその先　降り注ぐ

　　　だからか　こんなに眩しくて

　　　本当に近づくことは難しい

　　　ここは空気の重さも違う

　　　近くて遠い　別世界



　　　それでも


　　　ほんと、なんでかね？


　　　君の傍には行きたかった

忌言葉

　　　優しい歌がききたいな
　　　何かを求めた空は曇天
　　　白い空が閉鎖する

　　　耳を撫でる音も声も

　　　やっぱりききたくないかもしれない
　　　それは僕にとっても歌うための歌
　　　僕のきくための歌じゃないから

　　　痛みが持続を成せるのならば
　　　ぼくはそれを抱き続けなきゃ
　　　それしかぼくには出来ないのなら

　　　消化はいらない
　　　昇華しないと

　　　今のぼくに出来ないのなら
　　　それは一秒以降の未来へ

　　　そのためにまだ　抱いておこう

うそっこ

　　　そろそろ壊れてくれないものかな
　　　そろそろ止まっちゃくれないか