日々時々 一瞬刹那 月日もまた旅人なれば。
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『しょうもない人ね』
蒼い彼女はそう笑ってた。
空耳、じゃ、なかった。
そうわかったと同時に後ろめたさがふつふつと心の底にたまる。
これが、誰でもいい、これがこいつ以外なら
そんなことにはならないものを。
「まったく、しょうもない人ね」
振り返って面と向き合うことを要求する凛とした声。
タイムは観念して、それでもそろりと、後ろを向いた。
「よう、フレア」
「えぇ、こんばんは?」
「・・・・・・・・よくわかったね、ここ」
「えぇ、まぁ、そろそろ・・・いい加減」
「・・・・・・・・・・・・・・・さっすが俺の連れ添い」
「男運は最低ってもう最初からわかってるから、いいわよ。
そんなに気を使わなくても」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そっけない。
心なしか、いつもより酷い。
何をした。
自分に問い、原因をさほど思いつかず、それに慌てて頭を回した。
To be continue.....If there are next story.
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いつもある意味相方がやるから
てのもありますが
この不器用があれにまで手を出してるってことは
よっぽど
そういうこと、
なんだろうなと思ったり。
てのもありますが
この不器用があれにまで手を出してるってことは
よっぽど
そういうこと、
なんだろうなと思ったり。
「だって、なぁ?」
高い塀に登り、はるか遠くに人を探していた少年は
当然のことと下の方に言葉を投げた。
「ね」
塀と崩れた塀のちょうど真ん中、はるか空を見上げていた少年は
当然のことと言葉を受けて投げ上げる。
「もしももう一度やったって」
「うん、もしもう一度戻れたとしても」
「「 きっと同じことするよ 」」
そう、
濃茶の髪を日に透かした少年と
銀糸の髪を影と重ねた少年は
同じ空色の透瞳を細めて、声を重ねた。